きゅうがめら‼︎ぺいです‼︎
今回、ご紹介するのは著者 岸見一郎氏の『愛とためらいの哲学』についてです。
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愛とは何か?なぜ私たちは愛することにためらうのか?
ということを、哲学的な視点から深く掘り下げた一冊となっています。本書では、古代ギリシャ哲学から現代思想までをふまえながら
「 愛することは決して簡単ではない 」
という前提のもと、人が愛に対して抱える葛藤や不安に向き合っています。
今回はこの本のテーマを整理しつつ、私自身の「愛とためらい」についても考えたことを同時書いていけたらと思います。
よろしくお願いします。
愛とは何か?
岸見氏は、愛を「他者の幸福を願うこと」と定義しています。これは単なる感情的な恋愛ではなく、相手の幸せを最優先に考える態度ということです。
つまり、愛するとは、相手の存在を尊重し、自己中心的な欲求を超えて関わろうとすることに他なりません。
しかし、私たちはしばしば「愛すること」にためらいを感じていませんか?
それは、愛にはリスクが伴うからだというのです。
たとえば
• 拒絶されるかもしれない恐れ
• 愛することで傷つく可能性
• 相手を本当に幸せにできるのかという不安
これらの要素が、私たちをためらわせる要因となります。
ためらいはなぜ生まれるのか?
本書では、ためらいの背景にある要素として「自己愛」と「他者愛」の対立が挙げられています。私たちは、他者を愛しながらも、自分自身の安全や安定も守りたいと考えます。この2つの間で揺れ動くことが、ためらいを生むと言っています。
また、ためらいは「過去の経験」や「社会的な価値観」からも影響を受けます。
たとえば、過去の恋愛で傷ついた経験があると、新たな愛に踏み出すことを躊躇するかもしれません。また、家族や友人、または社会の期待が自分の愛の形に影響を及ぼすこともあります。
愛とためらいを乗り越えるには?
岸見氏は、ためらいを乗り越えるために「勇気」を持つことが重要だと説いています。これは、アドラー心理学の「勇気づけ」の考え方とも通じています。
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アドラー心理学については何点かご紹介しましたが「マンガでやさしく〜」が読みやすいと思います。有名なのは「嫌われる勇気」ですね。
では、続けていきます。
1. 自分の価値を認める
愛にためらう背景には、「自分は愛される価値がないのでは?」という自己否定の感情があることが多いと思います。しかし、他者を愛するためには、まず自分自身を肯定することが大切です。
「私はここにいるだけで価値がある」という感覚を持つことで、愛に対する不安が和らぎます。
2. 完璧を求めない
私たちは「完璧な愛」を求めがちですが、愛には必ず不完全さが伴います。ためらいが生じるのは「自分は相手にふさわしいだろうか?」、「この愛は正しいのだろうか?」という疑問を抱くからです。
しかし、愛は決して完璧である必要はありません。不完全なままでも、相手を思いやることができれば、それは十分に「愛」なのです。
3. ためらいを受け入れる
ためらうこと自体を悪いことだと捉えず、それも愛のプロセスの一部だと認めることが大切です。「ためらうほどに本気で考えている」という視点を持つと、ためらいもまた愛の証として受け入れられます。
愛とためらいの間で生きる
『 愛とためらいの哲学 』は愛において直面する迷いや不安を、哲学的な視点で優しく解きほぐしてくれる一冊でした。愛することに正解はなく、誰もがためらいながら進んでいくものであると理解することができました。
そのためらいを否定せずに向き合いながら、少しずつ愛を育んでいくことこそが、本当の意味での「愛する」という行為なのかもしれません。
最後に
あなたはこれまで、愛においてどんなためらいを感じたことがありますか?それをどう乗り越えましたか?
ぜひ、コメントなどで教えていただけますと幸いです。
以上です。
ここまで
読んでくれて
おぼらだれん٩( ‘ω’ )و
心ソング♪
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